人間が眠る必要があるのはなぜ?睡眠の効果と重要性について

今日は、人間はなぜ寝るのか、寝るとどうなるのかについてお話ししたいと思います。

私たちは毎日同じくらいの時間に寝て、7~8時間くらいで自然に目が覚めます。このように決まった時間に眠気が出て、目が覚めるのは、日中に疲れがたまると「寝たい」という気持ちが強くなり、体の中の時計が「起きろ」という指示を出すからです。

では、人間はなぜ寝るのでしょうか。寝るとどうなるのでしょうか。

寝ると頭や身体を休めることができる

まず、寝ると、疲れた頭や身体を休めることができます。寝ている間にも頭や身体は色々なことをしています。寝ているときにはレム睡眠とノンレム睡眠があり、それぞれ頭や身体を休める働きをしています。

  • ノンレム睡眠は寝る前半に多く出てくる睡眠で、頭の活動がゆっくりになります。このことから、ノンレム睡眠は頭を休める睡眠であると考えられています。ノンレム睡眠中には頭の中のゴミ(認知症になりやすくするもの)を出す機能もあります。
  • レム睡眠は寝る後半に多く出る睡眠で、全身の筋肉がほぐれます。このことからレム睡眠は身体を休める睡眠であると考えられています。レム睡眠や、頭の活動がゆっくりなノンレム睡眠には、記憶をしっかりするや整理する働きもあります。

寝ると心身の健康づくりにも役立つ

次に、寝ると、心身の健康づくりにも役立ちます。寝ている間には血圧や血糖値が下がり、ホルモンを調整し、代謝をよくし、からだを強くしてくれます。また、寝ている間には注意力や判断力などに関係する部分の発達も助けています。

寝ると心や感情の安定にも役立つ

最後に、寝ると、心や感情の安定にも役立ちます。寝ていないと、神経や免疫やホルモンなどの働きが乱れ、心や行動にも悪い影響があります。また、寝不足が続くと不安などの嫌な気持ちを抑えることが難しくなることもわかっています。

寝ることは、毎日穏やかな気持ちで過ごすこと、良い判断をするために必要なことです。

以上が、人間はなぜ寝るのか、寝るとどうなるのかについてのお話でした。よく寝るためには、十分な時間だけしっかりと寝ることが大切です。また、寝る前に体を冷やし、メラトニンという睡眠を促すホルモンが出るように暗くして寝ることもおすすめです。

私たちは寝ることで、心身の健康を保ち、明日への元気を得ています。寝ることは生きるために必要な時間であり、生きる楽しみを感じるために必要な時間でもあります。毎日快適な睡眠を心がけましょう。